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被リンクが終わった…という間違った風潮と変わらない重要性

被リンクが終わった…という間違った風潮と変わらない重要性

現在、SEOでは被リンクが「悪」といった風潮となっていますが、これは一体なぜでしょうか?

よく、下記のように被リンクに関して両極端な記事を見かけます。

  • 被リンクはすでに終わった
  • 被リンクは変わらず重要

そして、SEO対策はその流れに沿って「コンテンツSEO」といったコンテンツ重視、内部対策が重要という流れとなっています。

しかし実は、下記の記事に詳しく説明されていますが、被リンクが終わったとされる理由として、ある動画の誤訳からこのような風潮となってしまったようです。

promonista.com

誰が何を書いたのか、コンテンツが本当に意味していることが何なのかを私達が理解できるようになるのにしたがって、必然的ですが次第に外部リンクに置かれた評価の重点は少し減ることになるでしょう。

引用:「オーサーランク?リンクの重要性は今後下がるの?」マット・カッツ氏の動画を翻訳してわかったこと “Will Backlinks Lose Their Importance In Ranking?” | プロモニスタ

この記事によれば、Googleの検索エンジンはユーザーが求める情報とはどのコンテンツなのか?それと一致しているかどうかの判断をコンテンツはもちろん、被リンクや著者情報などからも理解するということで、被リンクを評価基準から外すとは言っていないということです。

この翻訳を被リンクではなく著者情報(オーサーランク)を重視する、といった誤訳が広まった結果、被リンクは終わった。。という風潮になりました。

では、今回は賛否両論あるかと思いますが、現在の「被リンク」の考え方や検索結果に対する重要度などについてまとめてみたいと思います。

検索エンジンの評価基準を考える

Googleの検索エンジンは、ユーザーの求める情報を検索結果に表示するために何度もアルゴリズムを更新しています。

そして、今も検索のランキングを決めるために被リンクも重要な評価対象にしているということは、検索エンジンがコンテンツをどれくらい正しく読むことができるのか?ということを考えてみるとわかりやすいかと思います。

コンテンツを評価する項目

まず、クローラーはコンテンツだけでは評価の判断をすることができません。
新規ドメインでいくら内容の良いコンテンツを公開しても、すぐには検索エンジンに評価されないということはもちろん想像つくと思います。

いくらコンテンツが重要といっても、クローラーは人ではないため色々な要素をヒントに内容を評価しようとします。

そのため、見出しタグや関連するキーワードへの内部リンク・外部リンクなどの被リンクをはじめ、その他200以上の評価項目から判断しています。

このように考えると、Googleは昔から比べてコンテンツの内容をより深く理解することができるようになったとはいえ、それだけでは評価できないため、被リンクが未だに検索順位に重要な影響を与える(頼らざるを得ない)ことがわかると思います。

ただ、昔のように…

  • 被リンクが多ければ良い
  • 自作自演の被リンク

などではなく、リンクの「質」が重要となっているのは間違いありません。

Googleがユーザーファーストであることは下記の理念を見るとよくわかります。
リンクだけに頼らないコンテンツの評価は、何よりユーザーのためであります。
Google が掲げる 10 の事実 – 会社情報 – Google

Googleが公開したランキングの重要な要素とは

検索結果に影響する要素として、被リンクが未だに重要だということは、下記の記事かを見ると明らかです。

この記事によるとGoogleは2016年3月、正式にランキングのトップ3を発表していますが、その中にサイトに向けられたリンクも含まれていました。

www.seojapan.com

その検索ランキングに重要な3つの要素とは、

  • リンク
  • コンテンツ
  • RankBrain

でした。(リンクとコンテンツの評価比重は不明)

このことから、やはり今でも被リンクは重要だということがわかりました。
しかし、先ほども言いましたが被リンクの質によります。

と言っても、被リンク獲得のための施策なんて現在はなかなかありません。
不自然なリンクは一時的な効果しか望めないと思われます。
やはり、「質の高いコンテンツ」を更新することが大切なのでしょう。

被リンクは終わった、という巷の話しは強ち間違いではないのかもしれませんね。

被リンクの重要性についてまとめ

以上のことから、以前と比べて被リンクは多少効果は下がったかもしませんが、今もランキングを決定付けるトップ3の要素のひとつとして、充分効果が期待できます。
その効果はもちろん被リンクの質にもよります。

とは言っても、量と質ともにわかりやすいコンテンツが大前提であることには変わりありませんので、コンテンツが重要という風潮は正しいと言えます。

下記の記事にも書きましたが、マットカッツのブログは特にテクニカルなSEOなど行っていません。(SEOに注力しているとは思えませんが。。)

マットカッツのブログ構造を見てみた
マットカッツのブログ構造を見てみたそういえば、休暇中ではありますが、Googleのスパム対策チームのリーダーであるマットカッツ氏のブログを見たことはありますか? と...

良いコンテンツには自然にリンクが付くように、被リンクの獲得を優先・目的としないことが大切ですね。

この記事を書いた人
ゆうき
デザインに携わり早22年、Web関連を中心にSEOやマーケティングなど色々と語っています。

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