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Google翻訳にニューラルネットワークが導入!その精度は?

Google翻訳にニューラルネットワークが導入!その精度は?

Google翻訳にニューラルネットワークが導入されたというニュースが賑わっています。

Google翻訳で文章を翻訳した場合、今まではかなりおおざっぱな翻訳で、そのまま使えるようなものではありませんでした。
参考:ガバガバGoogle翻訳先生シリーズ – Togetterまとめ

例えば、英語のページに何が書かれているのかを知りたくて翻訳しても、そこからさらに何を言っているのか推理が必要となるほどでしたよね。。

しかし、Googleは今まで統計データを元に翻訳していたものを人工知能を使用した翻訳に切り替えたことによって劇的に翻訳の精度を上げることに成功したようです。

gigazine.net

Google翻訳ではこれまでフレーズベースで機械翻訳するPBMTというシステムが採用されていましたが、このような単語やフレーズごとに機械的に文章を翻訳する方法ではなく、文章全体をひとつの翻訳単位として捉えることができるのがGNMTだそうです。

引用:Google翻訳は人間レベルの翻訳精度を目指して人工知能を活用 – GIGAZINE

まず、こちらの記事によると、GNMT(Googleニューラル機械翻訳)は、すでに中国語から英語へ翻訳する場合に導入済みとのことでした。(9月30日)

また、こちらの記事にも書きましたが、GoogleはPartnership on AIという大手5社とAIに関しての提携を発表しています。(9月29日)

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そんな、AIに活動的なGoogleが翻訳の精度を上げるために、ニューラルネットワークを日→英に対して導入したということです。

簡単に言うと、単語単位で翻訳するのではなく、文章単位での翻訳となるため、今までのような変な翻訳ではなく、より自然な翻訳が可能となるということです。

では、今回はこのニューラルネットワークが導入されてどれほど翻訳の精度が上がったのかについて調べてみたいと思います。

ニューラルネットワークとは?

まずニューラルネットワークとは、脳の神経回路をモデルとしたシステムあって、下記の記事にあるように一言で説明できるようなものではありませんね。。

こちらの記事にあるように、機械が物事を理解するためのもの…と聞くとセマンテックWebを推奨してきたGoogleの意図をくみ取ることができるような気がします。かなり前からAIを導入したいと考えていたことがわかりますね。

ipr20.cs.ehime-u.ac.jp

また、こちらの記事もわかりやすく参考になりました。

stonewashersjournal.com

ニューラルネットワーク導入後の精度は?

では、実際に翻訳してみたいと思います。

f:id:yuki53:20161113112828g:plain

これはウィキペディアに載っていたGoogleについてのテキストの一部です。
ニューラルネットワークが導入されて翻訳の精度が上がったとのことでしたが、私は英語ができる訳ではありませんので、この辺りの判断はちょっとわかりません。。

そして現在は日→英の翻訳のみの導入のようなので、今後導入されると思われる英→日の翻訳も楽しみですね。

しかし、下記は日→英→日に訳してみたものですが、これを見ると英→日の翻訳も自然な翻訳となっています。たまたまなのかな?他にも翻訳してみるとまだ不自然な翻訳になる場合もありました。

f:id:yuki53:20161113120554g:plain

SEOへの影響は?

このニューラルネットワークは翻訳の精度に関することなので、SEOには関係のない話ですが、上記の記事を読むと、やっぱり今後は人それぞれによって検索結果が異なる…といったことも考えられるような気がします。。

それは、AIによりますます対話型に近づいているような気がしますし、その人によって同じ検索ワードでも欲しいものが若干異なったりするためです。あくまで個人的な意見ですが。

そのため、脳のシステムをモデルとして構築されるニューラルネットワークが今後どのように使われるのかが注目するべきところなのではないでしょうか?

まず気になる方はぜひ!試しに翻訳してみましょう。

translate.google.co.jp

最後に

先ほども言ったように、現在は日→英のみニューラルネットワークが導入されているようですが、今後数ヶ月で英→日にも対応するようです。

しかも、人工知能なので、どんどん精度も上がると思われますし、色々なサービスにも展開して影響を与えることになる可能性が充分に考えられます。

例えば、かなり前の記事ですが、スクリプトを追加するだけで多言語に対応することができるWOVN.ioというサービスをご紹介しました。

1行のスクリプト追加で多言語化できるサービス WOVN.io(ウーヴェン)を試してみたwebサイトに一行のコードを足すだけでサイトを多言語化できるというサービスがあると聞いて、ちょうど私が運営していて試してみたいサイトがあ...

このサービスがどのような仕組みで翻訳を行っているのかはわかりませんが、こういったサービスにもニューラルネットワークが導入されると、海外SEOにも影響するのかもしれませんね!

自動翻訳アプリなんかも非常に実用性の高いものになりそうですし、今後に期待です!
英語の勉強が必要なくなる時代が来るかもしれません。

という私も英語が話せる訳ではないので…Google翻訳を利用する機会はけっこう多い方です。なので、こういった翻訳の精度が上がるということはありがたいですね。

この記事を書いた人
ゆうき
デザインに携わり早22年、Web関連を中心にSEOやマーケティングなど色々と語っています。

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